東京猫医療センター

東京江東区の猫専門病院

はじめまして

2014-09-03

9月から動物看護士として勤務しております、フク(先代にゃんこの名前を拝借)と申します。

今までは犬猫の動物病院に勤めておりました。

意外と看護士歴の長いおばさんですが、のらりくらりと働いてきたので出来る事は少なく、先生や先輩スタッフ、オーナー様、猫ちゃんにはご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありません。

1日でも早く先輩スタッフに追いつけるように頑張りますのでよろしくお願い致します。

最後に我が家の3にゃんでも。

(左から マオ、テン、イチ)

Spring was coming!

2014-04-19

ぽかぽか陽気に誘われてふらふら愛猫と散歩に出かけることが多くなったNARAです♪

ぷにゃ凛も初めて実家で迎える春ということで、お庭でちょうちょを追いかけては家族に怒られております。

礼王さんは相変わらずですが、最近パソコンの入力を覚えました。ちょっと目を離すとディスクトップに新規フォルダが作られてしまいます。

新生活や新学年が始まったということで・・・ちょっと猫さん目線でブログを書いてみようかと思います。

主人公は私の愛猫「礼王」アメショーの男の子 今7才とちょっと 毛色はブラックスモークです。お写真で紹介

☆正面から☆        ☆横だけど…横から☆             ☆後ろから☆

 

☆☆☆

ボクに新しい家族が出来たのは今から約7年前、大阪のペットショップで兄弟と遊んでいたら突然外に出されて・・・だっこされたら心地よくてゴロゴロ喉を鳴らしたんだ。それがボクの新しい出会いの始まりだった。

そのまま電車に揺られて、大阪の街中から奈良のど田舎への移動。大阪と違って空気が冷たくて寒いって思ったし、知らない匂いと景色でシュンってなったけど・・・みんながそっとしてくれたから冒険心の方が勝ってしまったんだ!

広いお部屋をどんどん探検したら疲れちゃってそのままお膝でコテンって寝たよ。

最初はなれるまでってことでバリケンの中にいたんだ〜リビングでもリードで繋がれていたよ。

だから今でもリードは平気!バリケンだって大丈夫!!わんちゃんとも仲良しだよ

でもちょっと猫ちゃんは苦手なんだ・・・ボクの知らないものなんだもん!

いっぱい遊びすぎたのか・・・新しいお家に来て3日目くらいからお腹を壊してぐったりしてしまったんだ。

家族はね、昔飼っていたわんちゃんがお家に来て数日で体調が悪くなってそのままお別れしたことがあるらしくて・・・ボクのことを凄く心配そうに見ていたよ。でもね。ケージにタオルとかけてくれて。いっぱいミルクもくれて暖かくしてそっとしてくれたの。そしたら翌日には元気になったよ。

もう少し回復が遅かったらボクは病院に連れて行かれる所だったらしい・・・良かった!

それから2回のワクチンも無事に済んで・・・

その後は元気いっぱいの甘えんぼうでおねぇちゃんとおにいちゃんのお膝が大好き!車に乗るのも好きで。お父さんのお迎えとか一緒に行ったよ。もちろんハーネスとリードを付けてね♪

自転車のカゴに乗って風を感じたこともあるよ。ちゃんと落ちないようにしっかりリードを短くもってくれていたから安心!わんちゃんと一緒に野道のお散歩もしたよ。

ちょうちょやバッタと追いかけっこが大好きだったんだ〜でも寄生虫がいるからいつも虫下し飲まさせた・・・でも自然満喫ですっごく楽しかったよ。

その次にボクには最大のイベントが訪れたんだ!そう去勢手術ってやつ!!

これがまたまた大問題らしい・・というのもボクの精巣が片方お腹の中に入ったままで下に降りて来なかったんだ・・・潜在精巣っていうらしい。病気じゃないけどお腹の中にあるままだと腫瘍になりやすいんだって!でもおねぇちゃんがするっていったからすることになったんだけどね・・・

ボクとしてみては、突然食事無し!って言われてそれが信じられないてイライラしてニャーニャー鳴いてねだったのにご飯もらえなかった・・・麻酔ってやつをするかららしいよ・・・もし、お腹にご飯が入っていたら、ヒトみたいにやばい!気持ち悪い!ごっくんしなきゃ!ってことが出来ないから肺に入ってしまうと謝飲性の肺炎になって大変なことになるんだって!だから我慢!!!

お腹すいた〜っていっぱい文句いったけどね!それで手術当日、チクって血採られたら

肝臓の数値が高値です!って言われて・・・海外の検査センターに血液を送ってそれが病気なのか成長段階のホルモンなのかを調べることに・・・急ぐ手術じゃないからってことで延期!家に帰るなりいっぱいご飯食べたよ!やけ食いだよ!!ワクチンも風邪っぴきで延期になったことあったし・・・延期はなれっこだよ!

1週間後に結果の電話があって〜問題なし!ようやっと手術〜またボクは絶食の刑・・・

手術は1泊の入院、術後はエリザベスカラー生活!これ意外と楽しかった!でもお尻が痒くて違和感あってカーペットにすりすりしてたら家族に笑われたよ・・・

ふんっ!ボクの違和感なんてわからないくせに!!!ってボクはいらいらしたからエリカラアタックしたからね!!

エリカラの楽しみ方は次の日記で書こうっと〜取りあえずはボクと家族の出会い編でした。

☆あけましておめでとうございます☆

2014-01-05

あけましておめでとうございます。昨年中は大変お世話になりました。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

 

ということで2014年!個人的にはどたばたした年明けを迎えたNARAです。

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、1Fに一昨年から「猫とカフェラテ」というお話を書かせていただいて、第4章でずっと止まったままにしておりましたが、最終章まで書き上げました。受付にもおいてありますが、ここに最終章のみではありますが、載せさせていただきますね。

つたない文章ではありますが、少しでもほっこりしていただければなと思います。

少し早めに仕事を終えた涼子は遠回りをしていつものカフェに立ち寄った。

閉店時間間近の為か店内には、マスターと一組の家族しか居なかった。

「こんばんは」涼子はそのままカウンターに腰をおろした。

「このお時間に珍しいですね。」グラスに水を注ぎながらマスターはメニューを渡す。

「珍しく仕事が早く終わったの。今日は・・・久しぶりにカフェモカにしようかな!後スコーンも」

「かしこまりました。」マスターはメニューを下げた。

「今日は・・・彼いないの?」涼子は店内を見渡して言った。

「午前中はいましたよ。午後からは非番ですね。」マスターの答えに涼子はそっかぁと呟くと窓の外に視線を向けた。今にも雨が降りそうな空色だった。

「どうぞ」甘い香りが涼子の前に広がった。

「あれ?私シロップ頼んだかしら?」

「サービスでどうぞ。そのシロップ彼のお気に入りなんですよ。コーヒーに入れてもおいしいですよ。」マスターに言葉に涼子は少し頬を赤らめた。

「ありがとうございます。」

「あなたは彼に好意を寄せているのですね。」マスターの問いかけに涼子は目をまんまるにして顔を上げた。

「どうしてそう思うのですか?」

「人の気持ちを読むのが得意なんです。接客業をしているとついつい観察してしまって・・・」

「こんな気持ち初めてなんです。」涼子はカップを置くとゆっくりと言葉を紡ぎだした。

「今まで仕事ばっかりで、誰かと過ごすとかあまりなくて、そんなある日、猫がここのショップカードを持って来たんです。それで来てみたらあの人が居て、凄く気になって・・・話してみると初めて会った気がしないくらい話しやすくて、気がつけば彼のことを考えている自分がいて・・・」

「気持ちを伝えてみてはいかがですか?」

「それは無理です。だって年も離れているし、それに彼はきっと私のことただのお客さんとしか見ていないと思いますし・・・」

「少し昔話におつきあい願えますか?」マスターはそういうと涼子の前にクッキーと紅茶を差し出した。

「昔、凄くお世話になった女性が居ました。でも、彼女のことを思ってとった勝手な行動で彼女を傷つけて、彼女に深い心の傷をつけてしまったことがあるんです。そんな彼女になんとかして恩返しがしたいと思い私はここに店を構えました。彼女と話す時間を楽しみたいと。初めて彼女がここに来た時、本当に幸せでした。」

「それから彼女とは?」

「彼女は僕に気づいていないんです。」

「え?」

「涼子さん・・・あなたですよ。」マスターの言葉に涼子はただただマスターの顔を見つめることしかできない。

「信じてもらえるかどうかわかりませんが、正直に話しますね。涼子さん、昔猫を飼われていましたよね?名前はぼたん」

「ええ・・・でもどうしてそれを?」

「あなたはぼたんを親戚に預けましたね?そして、ぼたんはあなたの家に向かう途中、事故で命を落とした・・・」

「はい・・・私がちゃんと守れなかったから・・・あの子家に帰りたくて」涼子はいつの間にか泣いていた。

「違いますよ。あの日彼は、あなたにさようならとありがとうを言うためにあなたのもとに向かったのです。」

「・・・?」

「あなたとお別れの挨拶をせずに離れたことを後悔したんです。あなと共に過ごした時間はとても幸せで、一緒に笑ったり、泣いたり、時には恋の相談を聞いたり、寒い日は同じベッドで眠って、ずっと私の頭をなでてくれていたあなた。私はあなたの膝の上が大好きでした。温かくて優しくて・・・もちろん、離れると知った時は悲しかったです。でもそれは、あなたの意思でもなく、どうしようもないことだった。それでも、あなたは、私を手放したことを後悔し、わたしのことを思い続けてくれたあなたのこと・・・大好きなあなたの笑顔が見れなくなって凄く悲しかったです。」

「ぼたん・・・なの?」

「信じて頂けますか?」

「・・・わからないわ・・・」涼子はカップに視線を落として呟く

「そうですね。わたしも最初自分が置かれた立場を理解出来ませんでした。あの日、記憶にあるのはまぶしい光とブレーキ音・・・そして目を覚ました時には、この姿でこのバーに居ました。このバーには不思議な力があるんです。ここに来るお客様はもちろん、人間のお客様・・・そして、たくさんの猫たちの語り場なんです。一歩外に出れば人の形を保ことは出来ません。」

「あなたも猫に戻るの?」

「いいえ・・・私は、猫に戻ることはありません。私の存在じたいいつ消えてもおかしくない状況だと思っています。一度失った命なのですから・・・」

「そんな・・・」涼子は視線をマスターに戻す。ぼたんは私の最愛のパートナー。どこに行くのも一緒だった。屋根の上で一緒に昼寝もしたし、雷の夜は抱きしめあって眠ったことも。優しい目をした紳士な猫。何も言わずに私の傍に寄り添ってくれた素敵なパートナー・・・

「遅くなりました・・・」マスターは涼子の手をとり優しい笑顔を向ける。

「わたしと大切な時間を過ごして頂いてありがとうございました。子猫だった私をあなたがもし、保護していただかなったらと考えると怖くて仕方がありません。あの日も、どうしてもあなたにありがとうを言いたくて、きっと後悔があったのでしょう。最後にあなたの笑顔が見たいと思い・・・神様からのプレゼントだと私は思っています。」

「・・・ごめんなさい・・・」涼子は声を絞り出すように言った。

「・・・あなたを助けることが出来なくて・・・事故にあったと聞いて、私はあなたが居なくなるなんて知らなくて、いつもあるあなたの姿が見えなくて・・・」もう言葉が続かなかった。

「謝らないで下さい。わたしはあなたの泣き顔を見るためにここに居ません。わたしの大好きな笑顔をみせて下さい。」

「ぼたん・・・」マスターは泣きじゃくる涼子の髪を優しく撫でる。

「あなたがしてくれたようにうまく出来ませんね・・・」マスターが困り顔で呟く。

「違います・・・今はまだ状況が飲み込めなくてが出来なくて・・・」

「・・・・私のたからものです・・・」マスターは奥の棚から何かを取り出すと涼子の前に差し出した。小さなペンダントトップかわいい猫のイラストとたどたどしい文字で書かれた名前。

「これ・・・わたしがぼたんにあげた・・・」

「はい。あなたからのプレゼント。私が目を覚ました時、足元に落ちていました。素敵な素敵な思い出です。」

「ぼたん・・・気づかなくてごめんなさい。」

「いいえ・・・こんなこと信じる方が難しいことです。わたしですら状況を飲み込むまで時間を要しました。」

「ぼたん・・・ありがとう」涼子はクッと顔を上げると笑顔で答える。

「わたしの大好きな凉ちゃん」マスターは嬉しそうに笑う。

それから、閉店まで二人は思いで話に花を咲かせた。閉店後、涼子はマスターと共にグラスワインを飲みながら穏やかな時間を過ごしていた。

「まさか、ぼたんとお酒を飲むとは思ってなかった」涼子はソファーに腰をかけながら呟いた。

「ここの喫茶店は猫にとって唯一、人と同じ感覚を感じることの出来る空間なんです。ここにはたくさんの猫達が来ます。猫たちは色んな思いを持ってここにやって来ます。人が嫌いな猫もいれば、人が大好きな猫もいます。猫も人と同じで大切に思う誰かとここに来ます。わたしはそんな猫達を見るのが楽しみなんです。」

「そっか・・・ぼたんは今幸せ?」

「はい、とても」

「良かった」

「あなたは?」

「・・・幸せだよ。」涼子はグラスを傾けながら答えた。

「ねぇ・・・ぼたん・・・ぼたんは人になったんだよね?」涼子は視線をグラスに落としたまま言葉を紡ぐ。

「ええ・・・普通の猫はこの店から一歩外に出ると猫の姿に戻ってしまいます。でもわたしはこの姿のままです。」

「そう・・・」

「聞かないのですか?」マスターの言葉に涼子は顔をあげる

「何?」

「あなたの考えていることぐらいわかりますよ。それを確かめないのですか?」

「確かめなくても・・・分かってしまったから」

「そうですか・・・」

「でもね・・・ぼたん・・・私やっぱり彼が好き・・・猫とか人とか関係なくて彼が好き・・・だから辛い・・・」

「・・・」

「ごめんね~ぼたん!しんみりしちゃった~私、そろそろ帰るね!ツバキ待ってると思うし・・・」

「涼子さん・・・」

「大丈夫!ツバキには言わないから、何も変わらないよ!」涼子はヨシ!と腰を上げるとグーッと背伸びをした。

「送りますよ」

「大丈夫!明日の準備とかもあるでしょ?」

「ですが・・・」

「ツバキに変に思われても困るしね?」

「いつでも来て下さいね」

「来るよ!ここのコーヒー大好きだもん。ここのショップカードを持たせたのってあなたなの?」

「違いますよ。彼が勝手にしたことですよ。」

「ちょっとショックかも~」

「えっ?」

「もし、わたしがここ見つけなかったらどうしたの?」

「信じていましたから、絶対あなたに会えるって」マスターの言葉に涼子は頬を赤らめた。

「ずるい・・・そんなことしたら、ぼたんに恋しちゃうじゃん!」

「・・・いいですよ」

「私は良くない!だってぼたんはあくまでもわたしの家族だもん!大切な家族・・・」

「ありがとうございます」

「ぼたん・・・やだっ・・・泣かないでよ・・・困るじゃん・・・」

「すみません。嬉しくて・・・」

「ぼたんが泣くと・・・つられちゃうじゃん!ばか~」涼子はマスターを軽くはたいた。

「すみません。それではまた。」

「うん!おやすみ~」涼子は軽い足取りで階段を降りてそのまま家路を急ぐ。

 

いろいろなことが頭の中で回っているけど今は何よりもツバキに会いたかった。

リビングの真ん中でツバキはいつものようににゃ~んと鳴いた。涼子はツバキの隣に腰を下ろすと、まるっこい背中を優しく撫でた。

「ただいま・・・ツバキ」

「なぁ~ん」ツバキは短く返事を返した。

「今日ね。凄く素敵なことがあったの。でもね・・・内容は内緒。」ツバキは涼子の動向をじっと見守るように涼子から視線を反らさない。

「明日・・・カフェに行って~おいしいカフェラテのみたいなぁ・・・」涼子はそう言うと席を発ちバスルームへと姿を消した。ツバキは涼子の姿を見えなくなるとベランダから一目散に走り出した。行き先はバイト先だ。

ツバキは店につくやいなや2階へと急ぐ。マスターは音楽を聞きながら明日の仕込みをしていた。

「マスター・・・」ツバキの声にマスターは一端手を休めた。

「こんな時間にどうしたのですか?」

「今日涼子さん来たよね?」

「ええ。」

「何かあったの?」ツバキはマスターの手元に視線を落としたまま言った。

「涼子さんに話ました。私のことを」

「そう・・・なんだ・・・」ツバキはグッと手に力を入れる。

「涼子さん何か言っていましたか?

「何も・・・俺じゃまかな?」

「どうしてですか?」

「だってさ・・・涼子さん凄く嬉しそうだったからさ・・・」

「私も凄く楽しい時間を過ごせました」

「・・・良かったじゃん・・・涼子さんとさ・・・気持ちが通じて・・・」ツバキは今にも泣きそうな声で言った。

「ツバキは涼子さんのことが好きなんですね。」

「そうだけど・・・別にマスターから取ってやろうって気持ちはないよ・・・」

「何か勘違いしていませんか?」

「何が?」

「私と涼子さんはあくまで親友です。恋愛感情は一切ありませんよ」

「恋愛感情がなければそこまで一人の女性に思い入れできないじゃん」ツバキの言葉にマスターは声を出して笑いだした。

「何で笑うんだよ」ツバキは不機嫌さを隠しもせずに声を荒げる。

「すみません。若いっていいなぁと思いまして・・・ツバキ。私と涼子さんに間には恋人以上の関係があります。ですが・・・あなたが涼子さんを思う気持ちとは異なります。今日、彼女とお話しました。そして、私が猫であったことはツバキに言わないで下さいととも言いました。それは、あなたとの関係を壊したくなかったからです。でも、すれ違ったままでは絶対に後悔するので・・・ツバキ、涼子さんの思い人は私ではなく、あなたです。彼女はあなたが猫であることを受け止めた上で、出した答えです。あなたがこの先どうしていくのか、それは私の決めることではありませんし、その権利も持っていません。ここから先はあなたがた二人で決めることです。さぁ、お話はおしまいです。涼子さんきっと心配していますよ。その様子だと・・・彼女を一人部屋に残してきたのでは?」

「・・・その余裕凄くむかくつ・・・」ツバキは踵を返すとそのままカフェを後にした。

若いってやっぱりいいな・・・とマスターは呟くとそのまま仕込みの続きに入る。

一方涼子はバスルームから出てツバキの姿を探すが見当たらす、ダイニングテーブルに腰を下ろした。本当に夢をみているみたい・・・涼子はそうつぶやくと戸棚から一枚の写真を取り出す。写真の中には小さな涼子が両手で大きなぼたんを抱えて笑っていた。その写真を大切にしまうとキッチンの前に立ちカフェラテを入れる。本当は初恋の彼に入れてあげたかったけれど・・・涼子はそう呟きながらカップを温める。ミルクたっぷりのカフェオレに隠し味のシロップ。ハチミツはだめだけど・・・メープルシロップならいいよね。涼子は一人事を繰り返す。部屋の中にはおいしいコーヒーと甘いミルクの香り。外の雪とは対照的に温かい雰囲気が部屋を包み込む。

「なぉ~ん」涼子の足元でツバキが鳴いた。

「おかえり。パトロール?」涼子はツバキと目線を合わせる。ツバキはもう一度鳴くといつものソファーに丸くなる。

「そっけないんだから・・・」涼子はカフェラテのカップを取ると丸くなるツバキの隣に腰をおろす。鼻先の香りに刺激されたのかツバキは鼻先をカップの伸ばす。

「だめよ。今のあなたは飲めないでしょ?」涼子の言葉にツバキの視線がカップから涼子に移る。

「だめね・・・意識しないでいようと思っていたのに・・・カフェの店員さんあなたでしょ?」涼子の問いかけにツバキは何も返さない。

「猫の時は人の言葉もわからないのかしら?まぁいいわ。ツバキはツバキだし、彼は彼だし・・・でもちょっと残念。わたしね。彼の為においしいカフェラテを入れてあげたかったの・・・」ツバキはただただ涼子の横顔を見つめるだけ。

「今度・・・マスターに頼んでキッチンかりようかな?そうしたら飲んでもらえるもんね?」そういった涼子の横顔はすごく寂しげだった。

「ヨシッ!気持ち切り替えて仕事しなきゃ!」涼子は鞄から書類を取り出すと明日使うプレゼンのスライドに取りかかる。パソコンと向き合う涼子を横目にツバキはゆっくりと涼子の隣に歩み寄る。そのまま涼子の足元に寄り添うとすやすや寝息をたてる。

「ツバキとの距離・・・0メートル・・・」涼子は一言呟くとそのまま仕事に集中する。どれくら時間が経ったのかは分からないが、涼子はツバキとならびいつの間にか眠っていた。ツバキがおそるおそる涼子に触れてみるが起きる気配はない。ツバキは辺りを見回し何かかけるものをと探すが、猫の身体では思うように出来ない。諦めたツバキは涼子の足元で小さく鳴いた。ソファーを踏み台に大きく足を蹴るとテーブルの上に乗る事が出来た。本当はテーブルの上に乗ると怒られるけど・・・と心の中で呟く。ふと目に入ったのは冷めきったカフェラテ。ツバキはカップの中を覗き込む。中身は3分の1程になっていた。コーヒーの匂いにつられてツバキは前足をカップの中に伸ばす。少し深めのカップはそのまま弧を描きツバキの足元に水たまりを作った。慌てたツバキは自分の身体でコーヒーをせき止める。箱座りをしたままツバキは思考をフルに働かせる。近くにはパソコンと多量の資料。これらをコーヒーで汚すわけにはいかない・・・ツバキは足元に溢れるコーヒーをペロッと舐めた。猫の姿ではあまり甘みは感じない。少し苦みがきつい。きっとカフェでは美味しいと感じることが出来るはずなのに・・・ツバキはもう一度舐めた。

「苦い・・・」自分の発した声に驚き立ち上がる。大きな音に涼子も目を覚ました。

「これは・・・ゆめ?」涼子はぼんやりした頭で考える。

「夢なのかな?」ツバキがカフェラテをタオルでふきながら呟く。

「夢なら覚めないで欲しいな・・・」涼子はそういうともう一度目を閉じた。ツバキは汚れたシャツを洗濯機に入れるとタオルと一緒に回す。勝手知ったるとばかりにクローゼットから自分が着れそうなシャツを拝借する。テーブルの上を片付け、涼子にブランケットをかける。簡単なことなのに、同じだけ指があるのに出来ないことと出来ることがこんなにも違うなんて・・・ツバキは自分の手を見つめながら考える。この魔法が解けなければいいのに・・・ツバキは昔読んだ童話を思い出しながら涼子の寝顔を見つめる。人魚姫は人間になって声を失ったんだっけな・・・ツバキは涼子のほほに手を添えるとチュッとキスをする。涼子が目覚めるほんの数分前の出来事で・・・涼子とツバキが甘くて苦いカフェラテを飲むほんの数時間前の出来事。その後の二人はどうなったのか?マスターや喫茶店に通うお客様はどうなったのか?そのお話はまた今度・・・

 

END

 

長編におつきあいありがとうございました。誤字脱字が多くて申し訳ございません。

少しでもほっこりしてもらえればいいなと思って書いてみました。

NARA

Merry Christmas Let’s shampoo

2013-12-01

12月に入りました。一気に気温が下がり家の子が布団に入る季節になりました。毎朝布団から出ようとすると可愛いにゃんこの寝顔が目に入り、後・・・10分だけ・・・とかしているといつの間にか出勤時間となり慌てて家を出る毎日が続いております。(笑)

年内にシャンプーをしたいなぁと頑張りました!お家でシャンプーされる方も多いと思いますのでちょっとシャンプーのコツをお伝えしようかと思います。

わんちゃん・ねこちゃん・長毛・短毛で異なることが多いのですが・・・

ねこちゃんにフューチャリングして書こうと思います。

1、ブラッシング/コーミング

コームやラバーブラシを使用してむだ毛をしっかり取ります。(短毛はラバーブラシ/長毛はコームを使用)※長毛にラバーブラシを使うと被毛が切れてしまいます。またスリッカーは皮膚を傷つける可能性があるので、慣れた人であれば良いですが、初心者の方にはおすすめ致しません。

2、毛玉をしっかり除去

毛玉が出来ている箇所の根元を指でしっかり挟み、コームやスリッカーでほぐしていきます。それでも取れない場合はハサミでカットします。皮膚を傷づけないように、自分の手のひらの上に毛玉を乗せると安心です。毛玉が出来やすい場所は脇の下、太ももなどこすれる場所です。

※ここでワンポイント!!しっかりと上記の行程をこうなうことで、シャンプー時間の短縮につながります。余分な毛(抜ける予定の被毛)をしっかり取ることで、水にぬれやすく絡みにくくなります。

3、ソーキング(湯洗い)

シャワーを37℃程度に設定します。首から足先にかけてしっかりと濡らしていきます。この時にシャワーのヘッドをしっかりと身体に密着させる事で皮膚まで濡らす事が出来ます、ダブルコートの猫ちゃん(アンダーコートがあるこ)アメショー・ロシアン等はぬれにくい猫種になるので、ソーキングをしっかり行う必要があります。毛を分けてみて奥までしっかりシャワーのお湯が届いていることを確認して下さい。お尻まわりや汚れやすいのでしっかりソーキングをしましょう。

※ワンポイント ソーキング中に肛門腺をしぼるとそのままシャワーでながせますので匂いや汚れが残りません。顔周りはシャワーではなく、スポンジに水を含ませて洗うと比較的嫌がらないです。

4、シャンプー

シャンプーをする前に・・・目にシャンプーが入らないように眼軟膏をつけることをおすすめします。シャンプーが目に入ることで目に見えない程の傷が目に付きます。もし、軟膏が無い場合は目にシャンプーが入らないようにお顔周りはお湯洗いのみにするのもいいかもですね。シャンプーを泡立てたらまんべんなく塗布して指の腹を使用してあらっていきます。この時、薬浴(治療のために専用のシャンプーを使用している)の際は、5分以上置きます。身体が冷えないように注意して下さい。

※ワンポイント そのまま原液を着けると流すのに時間がかかってしまいます。のでシャンプーをあらかじめ洗面器等でお湯と混ぜて泡立てたものを頭から尾に掛け流してからシャンプーすると時短になります。

5、シャンプー流し

しっかりと流しましょう。シャンプーや残ると皮膚病やもつれの原因になります。しぼっても泡立たなくなるまでしっかりながして下さい。

6、リンス

シャンプーどうように薄めたものを準備し、掛けてあげます。リンスは皮膚に付かないようにしましょう。

7、リンスながし

シャンプー同様にしっかりと流します。シャンプー程念入りに流す必要はありませんが、流し残すとべたつく原因になります。リンス後もシャンプー後同様にしっかりと四肢を手で包み込む軽く握ると効果的に脱水出来ます。しっぽも同様に脱水します。

8、ターバンタオルドライ

ターバンタオル(水を含みやすい素材で、しぼることで何度でも使用できます)を使うとタオルよりも早くドライイングが出来るのでおすすめです。

※ワンポイント この時普通のタオルのようにゴシゴシ拭いてしまうと静電気で被毛が痛んでしまいます。押し当てるようにすることで水分をキチンと吸収し、その後のタオルドライを迅速にします。

9、タオルドライ

バスタオルやスポーツタオルを使用し、しっかりとドライイングを行います。このタオルドライが大切です。ターバンタオルが無い場合はこのタオルドライをより念入りにおこないます。そうすることでドライヤーの時間を短縮できます。わんちゃんであれば、ブルブルしても水が飛ばない程度までタオルドライを行いましょう。ねこちゃんの評価が難しいのですが、撫でで手のひらに抜け毛がしっかりとついてくるくらいまで乾かします。

10、ドライング

ドライヤーを使って乾かしていきます。コームを使用し、毛束をほぐしていくような感覚でドライヤーをあてて行きます。

※ワンポイント フラフトドライイングを心がけましょう!毛の流れに反して風を当てる方法です。毛の流れと同じ方向から風をあてていると毛の根元が乾きません。毛の根元を意識して、毛をドライヤーの風で逆立てるイメージです。色んな場所にドライヤーを動かしますとその分半乾きの箇所が多くなりますので一点集中で一カ所が終われば次の場所へとドライヤーを移動させていきましょう。また、近づけすぎるとやけどの原因になります。ある程度の距離を必ず保ちましょう。

11、コーミング

しっかり乾かした後は、コームを毛の流れにそってあててとかしていきます。ここまで来ると残りはあと一つ!

12、耳水とり、点眼

ガーゼやコットンで耳の内側を拭うように拭いてあげます。最後に点眼薬で細かい被毛や汚れを流してあげます。

※ねこちゃんの場合は耳の中に大量の水が入るとバランス感覚を失ってしまったり、耳炎などの原因になりますので、水が入らないように注意してシャワーを使用して下さい。

♡ここまでがシャンプーの流れになります。意外とすることがたくさんありますよね・・・耳処置や目の処置はハードルが高いこともあるので、お顔だけは猫ちゃん本人にしっかりグリーミングしてもらうことをおすすめ致します。♪♪♪

 

 

今年も残すところ後1ヶ月半

2013-11-14

あっという間に気がつけばもう年の瀬が近づいております。暮れにむけての準備は進んでいますか?

私はというと・・・やっと羽毛布団とホットカーペットを出しました☆

にゃんこさんも冬支度始めましたよ〜毛がもっこもっこになってきました(笑)

そして脂肪を蓄えだした・・・これはいかん!と思いつつも電気代をケチってただいまノー暖房!

自家発電で頑張っていただきたいと思っております♪

因に・・・新参猫のぷにゃ凛ですが・・・今奈良の実家におります。そして子猫生活を満喫しております。

広いお家でやりたい放題・・・走り回って上り回っております(笑)そして彼女もふくふくと脂肪を溜め込んでおります。

実家に帰った時は3キロ無かった体重が今は4キロを目前にしております。大丈夫なのだろうか・・・

来月にぷにゃ凛を実家から東京に戻そうと考えているのですが・・・我が家の王様がなんと申すやら・・・

日に日に礼王に似てきましたよ〜彼女・・・タビーが消えつつあります(笑)そして何故か礼王たんにタビーが・・・

 

どーいうことでしょう?謎が深まります。

ではでは近況のお写真♡

 

画伯の王様とだらだらのお姫様です(笑)

 

 

 

夏だ!浴衣だ!クールビズ!

2013-07-21

こんにちは☆毎日暑いですね。

愛猫さん達は夏バテしていませんか?

クーラーとひんやりマットで凉をとっていますか?

せっかくの夏なので

夏らしいことをしたいと思い・・・

浴衣にチャレンジしてみました☆めっちゃ胸元がはだけてセクシーになりました(笑)

金魚とうずまき柄にリボンがついて・・・男の子なのですが・・・うん・・・

童謡が頭に浮かびます

ある日♪森の中♪くまさんに出会った〜

金魚の浴衣着た〜くまさんに出会った♫

黒いし丸顔だし、耳ちっちゃいし・・・くまっぽいな☆

 

Little Leou

2013-06-09

こんにちは♡NARAです。6月に入って我が家に大きな変化がありました!!

新しい猫ちゃんをお家に迎え入れました。名前は「ぷにゃ凛」通称「ぷにゃ」です。

礼王と同じアメリカンショートヘアーのブラックスモークです。礼王と異なるのは

ぷにゃ凛は女の子☆それでも礼王の子猫の時とそっくりのお顔で・・・

悩みに悩んだ末、ぷにゃを家族に迎え入れることを決めました。

まだまだ礼王と仲良くは慣れていませんが、これからゆっくり時間をかけて

仲良しにゃんこになってくれることを願っております。

元気に大きくなぁぁれ♡礼王とぷにゃ凛のツーショットの実現を夢みております。

写真載せてみました♡似ていませんか??飼い主フィルターの勘違いでしょうか・・・??

 

 

 

完成しましたぁ♫

2013-05-27

昨日、にゃんこカンバスで遊ばせていただいたので・・・

ちゃんと完成形の写真をアップしたいと思います☆

太ももに♡マークを残してそれ以外はすっきりとさせました。

後半怒って杏ちゃんに八つ当たりしてしまって・・・すみませんでした(涙)

のぶちゃん・杏ちゃんご協力ありがとうございました。

彼は満足げにちょっと寒いのかブランケットの上で惰眠をむさぼっていましたよ(笑)

梅雨で湿気もあがると熱中症になりやすいので暑がり猫ちゃんを飼われている方は

特に気をつけて下さいね。意外と湿度は熱中症の大敵になります。

暑いですね・・・

2013-05-26

まだ、5月だというのにこの暑さ・・・真夏を乗りきることが出来るのか

今から不安なNARAです。こんなに暑いので、スタッフさんに手伝って頂いて愛猫をスッキリさせました。

せっかくスッキリさせるなら・・・ということで、途中遊びました。

お☆様を真ん中に作ってシマシマにしてみました♡

その後ちゃんと毛刈りしましたので、今は手足と顔以外は白というか灰色?です。

これからじめじめの梅雨と暑い夏頑張って乗り切って頂こうと思っております。

今回もちゃんとお尻に♡マーク作りました。

遅くなりましたが...

2013-05-16

GWも過ぎて行き、5月ももう後半に入りましたね。

皆様、初めまして。

そして、ご挨拶が遅くなりました。

4月から動物看護士として勤務しております、のぶと申します!!

私自身も3頭の猫ちゃんと暮らしております

猫ちゃんたちについては、次回にでもご紹介させていただきますね。

 

1ヶ月半が過ぎ、この間にたくさんのこと覚え、学び、経験していますが

まだまだ頑張って覚えることがたくさんあるなと思い

日々、精進しております(私なりにですが...)。

先生先輩スタッフオーナー様猫ちゃんには

大変ご迷惑をおかけしてしまって、申し訳ありません。

これからオーナー様猫ちゃんの幸せを支えられますよう

もっともっと頑張っていきますので、よろしくお願い致します!!

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