スペインバルセロナで開催されたISFMによる学会です。
内容のテーマは『子猫と高齢猫』についてでした。
初日は「子猫」についての講義が行われ、母親のいない猫の育て方や、子猫譲渡の際の里親さんへの教育の仕方、アニマルシェルターでの感染症の管理の仕方(この辺りはさすが動物福祉の進んだ欧州ですね)、そして遺伝子の関与した病気についてのお話がありました。遺伝病の講義ではスコティッシュ・フォールドも出て来たのですが、日本ですごく人気があるのよ!と強調されていたのが印象的でした。
2日目・3日目は「高齢猫」についての講義が行われました。高齢になってくると問題になる関節炎や慢性腎臓病、甲状腺機能亢進症などについてのお話でした。特に印象的だったのが、高齢になるとむしろ必要なカロリーは増えるということ。それなのに脂肪やタンパク質の吸収能力は落ちてしまうのでフードの内容はよく考えて与えなければいけないということでした。
さて、バルセロナは言うまでもなくサグラダファミリアのあるところです。しかしガウディの建築だけでなく、他の建築家の素敵な建物がたくさんあったり(モダニズムの建築がいっぱい!)、食べ物が美味しかったり(今どきのバルは紙ナプキンが落ちてなくても美味しいらしいです)、陽気な人たちばかり、とエネルギーに満ちあふれた土地でした。